CASE STUDY

事例

宮部建設株式会社

MEMBER:
代表取締役 宮部 英門様

家づくりを通じて、お客様の幸せづくりを

目次


宮部建設株式会社様は岐阜県関市にある注文住宅を主としたお客様の幸せづくりを行う工務店です。『家族も、住まいも、地域も、自然環境も。ずっと、もっと、すきになる。』家づくりを通じて「お客さまの幸せづくりを」をモットーにお客様の想いに寄り添い、デザイン性の優れた耐震性の高い住まいづくりをされています。今回、代表取締役の宮部 英門様に住宅の維持管理に関する考え方、今後の住宅業界について、お話を伺いました。(写真左:IG メンテナンス事業部長 山田義成(インタビュアー)、写真右:宮部建設株式会社 代表取締役 宮部 英門様)

宮部建設株式会社様について

家づくりは「お客さまの幸せづくり」。お客さまの想いに寄り添い、家族を育む家づくりを実践

IG山田
宮部建設株式会社様について 宮部社長の簡単なご経歴を教えてください。
宮部様
宮部建設は、私の父(現会長)が独立して始めた会社で、今年で設立38年になります。私は専門学校を卒業後は繊維系の会社に就職しました。
10年ほど働いた30歳の時に、会社の社屋の建て替えや市場動向等、様々な要因が重なり、今後について考えていたタイミングで、父から「家業を手伝って欲しい」言われ宮部建設に入りました。そして40歳の時に社長に就任し、今年で8年目となります。
入社するまで建築の専門的な知識は勉強してきていなかったのですが、幼い頃から父についてよく建築現場に連れて行ってもらい手伝いをしていました。職人さんの顔や仕事をする背中を見てきていたので、住宅建築がどのようなものかは理解はしていたのですが、はじめは異業種から移ってきて、いろいろ違和感を感じる部分は多かったですね。
IG山田
繊維業と建設業では全く違いますもんね。その時感じた違和感はどのようなものでしたか。
宮部様
20年程前の当時の建設業界は、閉鎖的な印象がありましたね。見えない部分が多く、事務所に行ったら契約書に判子を押させられるのではないか…といったような印象もあったのです。お客様が気軽に安心して相談できる環境を作っていけないか。もっと企業の透明性が伝わるように仕事内容を外部・お客様に発信していく必要があると感じ、その閉鎖的な環境を変えようとWEBサイトの整備などを行い、開かれた環境・情報発信を行っていきました。
IG山田
確かに今では考えられませんが、20年ほど前は、WEBサイト・SNSなども今ほど発達していませんでしたよね。宮部建設様が大切にされている「お客さまの幸せづくり」をするうえで、お客様が安心できる、気軽に相談できる環境をつくられていたのですね。
宮部様
はい、私たちの家づくりは「お客さまの幸せづくり」です。現場に関しては、3歳下の弟が高校を卒業後に入社し現場をやりながら設計を学び資格も取得し、現場・設計を統括してくれていますので、私は主に営業を担当しています。
家は一生の中で一番大きな買い物なので、責任も大きく、下手な仕事はできません。良い意味でプレッシャーを感じながら家づくりをしていますね。

会社として注力していること

快適に安心して暮らしていただくために  建ててからが本当のお付き合い

IG山田
会社として注力している点はどのようなことでしょうか。
宮部様
性能面での特徴は、温熱環境と耐震性です。
家づくりについては、ここ数年、断熱気密のご要望がすごい高まってきてますよね。電気代などのランニングコストを抑えたいということもありますし、ヒートショックの心配や冷え対策としても健康への意識も高まっています。一年を通して快適な暮らしができるよう、温熱環境には注力しています。

また耐震性は欠かせません。
日本は地震多発国です。地震に強い家にすることは誰もが当然と考えます。私たちは「地震で絶対倒れない家」にしたいと考えています。そこで、地震に強いSE工法を採用しています。また「スケルトン&インフィル」なので変わりゆくライフスタイルに対してフレキシブルに対応できます。

アフターにも注力しています。
お客様には、初回の新築相談の際に、家づくりでは「建ててからのお付き合い」が大切で、期間も長いと伝えています。良い家を建て、お客様が満足していればしているほど、築年数が浅いうちはお客様からの声はかからず疎遠になる可能性もあります。ご縁が途絶えてしまうと、お客様がどこに依頼したらよいか分からずメンテナンスの迷子になってしまうので、そうならないように最初からいい関係を築いていけるよう、定期点検を絡めて、末長いお付き合いを続けていきたいなと考えています。

維持管理に関する考え方、お客様との向き合い方

お施主様の不安を払拭するためのアフターサービス。お客様に寄り添い続けるプロであれ。

IG山田
維持管理に関する考え方、お客様との向き合い方について教えてください。
宮部様
先ほどもいったとおりアフターは力を入れて取り組んでいます。お客様と末長くお付き合いをしていけるように、定期点検を絡めながらお客様と関係構築を築いていければと考えています。
お客様と長く寄り添えるというところでは、確実な定期点検・接点をとっていくことを重要視しています。ただ定期点検のアポイントや点検管理、図面図書系の管理など社内のリソースだけだと限界がありましたのでIGさんの定期点検、顧客管理システム「Bandi」を活用させていただいております。社内でやりたいことは、お客様との関係性構築、声をひろっていくことですので、それ以外の部分はアウトソースでも良いと考えています。
IG山田
定期点検、Bandiシステムのご活用、ありがとうございます。宮部社長は、弊社の定期点検にも同行いただいていますよね。
宮部
はい。点検には可能な限り同行させていただいています。定期点検で訪問すると、帰り際にお客様がポロっと話をされることが多々あるのですが、最後に本音が出ると思うのです。その声を聞けることは貴重だなと思っています。このようなお客様の生の声を拾いたいですし、何よりクレームではないお言葉・ご要望は、会社の財産です。

住宅に不具合があるときだけ訪問する、何か販売をしたいから訪問するというのは違いますよね。新築時はその時のベストの状態の住宅を提供していますから、ご不満や不具合が無くても「お変わりないですか?」という定期的な声掛けが大切で、余計なお節介をしないと安心や信頼は生まれないと思います。
住宅のプロとして、住宅知識をお持ちでないお施主様の不安を払拭するところがアフターメンテナンスの目的だと思うので、安心信頼をしていただくために、今後もIGさんと一緒に今も取り組んでいければと思います。

今後の住宅業界について

時代の潮流・変わりゆく顧客ニーズに対応した家づくりを。

IG山田
最後に今後の住宅業界について思うところをお聞かせください。
宮部様
年間着工棟数60万棟を切っていくといわれる中で、地域の競合他社さんに負けないような差別化・独自性は今まで以上に求められると思います。
弊社でも取り組んでいますが、高気密高断熱な住宅はもちろん、SDGS、地域消費としての県産材の使用、廃材を極力出さないなど、時代の潮流に乗って抑えておくべきポイントは多々あると思います。

また売り上げ構成としても新築だけではなく、リノベーション等の別の部分の比重を増やしていくことも必要だと感じています。弊社でも性能向上リフォームなどは積極的に行っていきたいですね。

ただ、いつの時代でもお客様のニーズにあったものが選ばれていくと思うので、お客様の声を聞き、お客様に寄り添った提案はぶらさずにいきたいです。今後も建築を通じて「お客さまの幸せづくり」を行っていきます。

宮部建設株式会社

所在地
岐阜県関市
設立
昭和61年
代表取締役
宮部 英門様
事業内容
新築・リフォーム・リノベーション・修繕
WEBサイト
https://miyabe-kensetu.com/

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